ていねいな暮らし

しづか亭のていねいな暮らし

多彩な色で秋めく里山 ~仲秋~

 

 

 

 

 

 

ていねいな暮らし030タイトル

天高い空、透き通った風、金色の田んぼ
多彩な色で里山は秋めいています

稲穂に止まる赤とんぼ

里山もただいま稲刈り真っ最中。稲の花が咲く8月の寒さに不安を感じていましたが、9月の好天ですっかり稲も元気に。実りをいっぱいつけた稲がしっかりと首をたれて、頼もしく嬉しい秋の景色です

「芋の露」と聞いて、思い出すのはどんな景色でしょうか? 俳句の秋の季語でもある「芋の露」は、サトイモの葉に集まった朝つゆや雨のこと。子どもの頃は、自分の背丈を越えるサトイモの下で手に露をすくってみたり、葉と葉を行き来させたり、ともかくそんな遊びが楽しかったのを思い出します。東北でサトイモといえば、やはり「いも煮会」。学校や地域行事でみんなが集まれば、大きな鍋にサトイモ、大根、人参、ネギなどの野菜をたっぷり入れて、秋空の下でゴトゴト煮てわいわい楽しむのが欠かせません。醤油×牛肉、味噌×豚肉、醤油×鶏肉など、どんな具材を使うか地域によってだいぶ異なり、味わいも食べる人の笑顔も鍋それぞれ。それが何よりの芋煮の魅力だと思います。しづか亭でもサトイモが収穫シーズン。自家製ネギ&サトイモを使った鍋をそろそろご提供できる頃となりました。今年のサトイモは、どんな美味しさでどんな幸せを運んでくれるんでしょうね。

最後に、有名な一句をご紹介したいと思います。
芋の露連山影を正しうす 飯田蛇笏(いいだだこつ)

この俳句の受け止め方は人それぞれかと思いますが、下の句「正しうす」がとても気に入っています。冬を前にした連山が、露にくっきりと写る。間もなく冬がやってくるのだ、厳しい季節なのだ、気持ちをしっかり持とう、そしてこの季節に感謝しよう。といったことが表現されていると感じます。今でこそ、温泉やスノボ、スケートなどの楽しみも多い冬ですが、食糧が少なく雪に閉ざされていた時代を想えば、半端な気持ちでは冬は乗り切れなかったのだと思います。東北の冬は、独特の雰囲気を持っています。頬をピリリと刺すような寒さ、しんしんと降る雪。それとは対照的なぽかぽかの温泉。雪と寒さがあるからこその温泉の良さ。これはまた格別な感覚です。この体験をぜひ平泉で!

葉に纏う露

まんまるい露を覗き込むと、自分とそのまわりの景色がすっかり写りこんでいることに感激します。今年のサトイモは美味しくできたかな~?

菜園_そば畑

そばの花もだいぶ咲き揃いました! 花たちがいっせいに風にゆれる姿は何度みても良いものです。そばは美味しいだけでなく、花でも私たちを楽しませてくれます

しづか亭_喫煙所

喫煙所が新しくなりました。新たに仕切りを設けただけでなく、換気扇もパワーアップしたので、ぜひご利用ください。しづか亭ではお部屋・館内は禁煙です。温泉入口前の喫煙所での喫煙をお願いします