ていねいな暮らし
しづか亭のていねいな暮らし
生ハーブティでおもてなし ~仲夏~

ふんわり優しい香りに包まれて ハーブの魅力を感じてみませんか

ただいま6月中旬。東北はまだ梅雨入りしていませんが「肌寒い」「朝なのに暗い」「洗濯物が乾かない」という梅雨らしい雰囲気になってきています。そんな中を、カラフルな傘をさして登校する子どもたち。黄色、ピンク、紫、白…色とりどりの傘をさして歩く姿をみていると、しづか亭のあちこちに咲く「紫陽花(アジサイ)」に似ているなぁ…となんだか微笑ましくなります。ジメッとした梅雨はあまり好まれないようですが、この時期ならではの花も咲き始めて、しづか亭の菜園も華やかになってきました。 菜園を鮮やかに彩ってくれる花のなかに、今年力を入れている「ハーブ」があります。今咲いているのは、カモミール、ローズマリー、ラベンダー。他にも、アップルミント、ボリジ、レモンバームなど、約20種類のハーブを植えています。これから秋頃まで(ハーブが菜園で収穫できる間)は、しづか亭のお客様(ご宿泊または日帰り休憩)に〝無料〟で「フレッシュハーブティー」をご提供します。ご希望の方はぜひ受付にてお話くださいね。 フレッシュハーブティーの作り方は簡単ですので、菜園から自分の好きなハーブを摘んでお好みのハーブティーを楽しむこともできますよ。実際に飲んでみると…想像していたより飲みやすくておいしいんです。豊かな香りが広がり、苦みもなくほのかな甘さも感じられます。これからの季節は氷を入れて冷たくしても良さそうですね。 さらに、岩手県一関市では6月に「全国ハーブサミット」が開催されます。イベント開催のきっかけのひとつに、江戸中期の名医「建部清庵(たてべせいあん)」の存在があります。建部氏が一関で医者をしていた頃、東北では米がとれない飢饉の時期が何度もありました。そこで「民間備荒録」という書を編纂。飢饉に備えて食用となる樹木を植え食料を備蓄する方法、草や木の葉を食べる方法、解毒法などがまとめられていました。ハーブと言えば海外のガーデニングのイメージが強いですが、最近は「和ハーブ」という呼び方が出てくるなど、日本古来の草木花がもたらす効用が見直されてきているように思います。今年は“東北×ハーブ”の新たな展望が期待されそうですね。
参考までに… フレッシュハーブティーの材料と作り方です。 ◆◇◆◇◆ ・カモミール 花(約10個)水で軽く洗います。 ・レモンバーム 葉(約10枚) 摘み取った生葉を手のひらにのせて「ぱん!」と叩くとレモンのような爽やかないい香りが楽しめます。 ・ローズマリー 一枝(約3~4cm) ◆◇◆◇◆ 上の材料をティーポットに入れお湯を注いで3分ほど蒸らします。 香りと色が出てきたら飲みごろ(*^_^*)ですよ★

