ていねいな暮らし

しづか亭のていねいな暮らし

こたつでほっこりの和文化 ~晩冬~

 

 

 

 

 

 

ていねいな暮らし027タイトル

五穀豊穣、大漁祈願、家内安全、福徳円満 祈りの数だけ増えるカラフルな団子

岩手の正月_みずきだんご 岩手の小正月は「みずきだんご」を作ります。全国的には餅花(もちばな)や繭玉(まゆだま)とも呼ばれるようですが、みなさまの地域の愛称は何ですか。色とりどりの飾りをつけた木を見ているだけで「福」が舞い込んできそうです 正月が終わって、ほっと一息つく頃「小正月」がやってきます。それは、月の満ち欠けに合わせた旧暦の名残。明治よりもっと前は、月の満ち欠けに合わせた暦を使っていました。満月になるあたり、今の暦でいくと1月14~15日頃が新年の始まりだったのですね。今年も1月12日が満月(望月)で、冬の澄んだ空にぽかんと浮かぶお月様の明るさに、新しい年の希望を感じました。現在では、1月1日は歳神様を奉る「大正月」、1月14~15日頃は家内安全、五穀豊穣などを祈り、悪霊退治を行う「小正月」と同じ正月でも行われる儀礼の内容が異なっています。 岩手の小正月を代表するのはやはり「みずきだんご」。赤い可愛らしいみずきと呼ばれる木の枝に、米やソバの粉で作った団子を飾っていきます。豊かな実りをイメージして、たくさん団子をつけたり、農作業の道具や小判をつるしたり、さらにはお福さんや鏡餅、宝船などの縁起のよいものを描いた紙も飾ります。ちなみに、小正月の飾りに餅を使うのは、望月(もちづき)とつながりがあるのではないかという説があるようです。 しづか亭では、定番の餅とともに飴もつるしておき、お越しになったお子様たちに小正月の楽しさを伝えています。子ども達がすくすく大きくなりますように、菜園が実り多いものになりますように。色とりどりのだんごのように、豊かな出会いがありますように。 しづか亭ロビー_みずきだんご つるしてある飴をグッと引っ張ったときに、木がしなる感覚はとても楽しい~♪ まるで果物をもいでいるみたいですよ。大人でもワクワクしちゃいます。華やかなみずき団子で、しづか亭のロビーは正月らしい雰囲気です セリ_春の七草 温泉水が流れ込む菜園の水路では、セリが青々と茂っています。寒さのなかで採れるセリは「寒ゼリ」と呼ばれ、春の七草にも数えられるほど重宝されています。ぬるんだ水の中で出てくる新芽は香りが強く、邪気をえいやっ!と払ってくれそうです 「コタツ&籠盛りみかん」プラン 1日1組限定で「コタツ&籠盛りみかんプラン」を始めました! ぬくぬくとしたコタツにあたりながら、水分補給代わりのみかんを食べる。日本らしい冬の過ごし方を楽しみませんか。ご家族やお友だちとのおしゃべりも弾みますよ! まったり読書もいいですね~