ていねいな暮らし

しづか亭のていねいな暮らし

カラフルな秘密基地へ~初冬~

 

 

 

 

 

 

ていねいな暮らし026タイトル

菜園をめぐりながら親子あそび 太陽の光を感じる秘密基地へようこそ

菜園のテント 「美しい」テントが菜園に出来上がり、子ども達はうれしそうに出たり入ったり♪ テントのなかで大きなミミズを見つけて大騒ぎ!なんてことも菜園ならではの楽しいハプニングです

春を思わせるような「小春日和(こはるびより)」となった11月20日(日)。菜園をフィールドにした恒例の「しづか亭であそぶ」4回目が開催されました。今回のテーマは「色と影とテント」。まずは、みんなで菜園の様子を見ながらひとまわり。そば畑を抜けて水路を越えて、秋冬野菜が育つエリアへ。そこで「紅しぐれ」という赤い大根をみんなで「よーいしょよいしょ♪」と抜いた後は、温泉水で水洗い。作業をする部屋に戻って、まずは「紅しぐれ」を試食。採れたてはやっぱり美味しい!のか、子どもたちもバリバリ食べる食べる(笑)。すると、そこで菜園担当の仁くんが「実験しま~す」と取り出したのは、なんとレモン。大根の汁にレモンをかけると、あらまぁビックリ。ムラサキだった汁がなんと鮮やかなピンク色に。自然の色って本当に魅力的だなぁと改めて感じる大実験でした。 いよいよ特別講師・なすびくん(※1)による「色と影とテント」の製作がスタート。ドイツ製だというカラフルなトレーシングペーパーを、三角、四角、丸とみんなでチョキチョキ切って、大きな障子紙にペタペタ。光にかざすと色が透けるので、赤と青を重ねるとムラサキ色になったり、黄色と赤でオレンジ色になったり。組み合わせることで何通りもの色とデザインができるので、子どもはもちろん大人も夢中になっていました。出来上がった障子紙はそれだけでも面白いのですが、今度はみんなの紙を貼りあわせて、大きなテントを作ることに。菜園に残っていたそばの天日干し用の竹のはせに、障子紙をかぶせて農業用の黒マルチを貼ると…大人もすっかり入れるテントが完成しました! 中に入ってみると「美しい」のひと言に尽きます。太陽の光が強くなったり弱くなったりするのに合わせて、紙の色も濃くなったり薄くなったり。また紙と紙が重なり合った部分は、今までに見たことのないようなオリジナルの色合いになっていて、とてもステキでした。子ども達は、自分で作った秘密基地を出たり入ったりして満足そうな笑顔に。さらには土の中からひょっこり現れたミミズを見つけて、ぎゃーぎゃー大騒ぎ。約2時間のイベントでしたが、内容盛りだくさんで楽しいい時間となりました。

※1 特別講師・なすびくん … 岩手県盛岡市で「propルーム」という美術系の塾を主宰。子ども達が笑顔になれる多彩なワークショップを各地で開催。 公式サイトはコチラをクリック→ 「prop」ってなに? 12月のワークショップイベントはコチラ→ わくわくパノラマアート 色彩豊かなトレーシングペーパー 色鮮やかなトレーシングペーパーは見ているだけで楽しい♪ これを三角や四角、さらには好きな形に切って大きな障子紙にペタペタ。紙の組み合わせ方によっては、チョウチョに見えたり、おばけに見えたり、車に見えたり。子どもはもちろん、大人の心もワクワク 紅しぐれ大根の収穫 「よ~いしょよいしょ」と紅しぐれ大根を親子で収穫。この大根、全体的にムラサキがかっていて、色の正体はアントシアニン。この色素に酸(レモン、お酢など)をかけると、ピンク色に変わるんです。なかなか市場に出回らない紅しぐれ、生で食べても辛くないので子どもたちも採れたてをむしゃむしゃ食べていました~ テント完成! このあいだまで秋そばを干していた竹製のはせ。そこへ障子紙と農業用黒マルチを組み合わせてテントを完成! テントの端を押さえる石は、子ども達が一生懸命運びました。前日までの寒さがウソのような「小春日和」で、のびのび作業できて良かった…ホッ