ていねいな暮らし
しづか亭のていねいな暮らし
カラフルな秘密基地へ~初冬~

菜園をめぐりながら親子あそび 太陽の光を感じる秘密基地へようこそ

春を思わせるような「小春日和(こはるびより)」となった11月20日(日)。菜園をフィールドにした恒例の「しづか亭であそぶ」4回目が開催されました。今回のテーマは「色と影とテント」。まずは、みんなで菜園の様子を見ながらひとまわり。そば畑を抜けて水路を越えて、秋冬野菜が育つエリアへ。そこで「紅しぐれ」という赤い大根をみんなで「よーいしょよいしょ♪」と抜いた後は、温泉水で水洗い。作業をする部屋に戻って、まずは「紅しぐれ」を試食。採れたてはやっぱり美味しい!のか、子どもたちもバリバリ食べる食べる(笑)。すると、そこで菜園担当の仁くんが「実験しま~す」と取り出したのは、なんとレモン。大根の汁にレモンをかけると、あらまぁビックリ。ムラサキだった汁がなんと鮮やかなピンク色に。自然の色って本当に魅力的だなぁと改めて感じる大実験でした。 いよいよ特別講師・なすびくん(※1)による「色と影とテント」の製作がスタート。ドイツ製だというカラフルなトレーシングペーパーを、三角、四角、丸とみんなでチョキチョキ切って、大きな障子紙にペタペタ。光にかざすと色が透けるので、赤と青を重ねるとムラサキ色になったり、黄色と赤でオレンジ色になったり。組み合わせることで何通りもの色とデザインができるので、子どもはもちろん大人も夢中になっていました。出来上がった障子紙はそれだけでも面白いのですが、今度はみんなの紙を貼りあわせて、大きなテントを作ることに。菜園に残っていたそばの天日干し用の竹のはせに、障子紙をかぶせて農業用の黒マルチを貼ると…大人もすっかり入れるテントが完成しました! 中に入ってみると「美しい」のひと言に尽きます。太陽の光が強くなったり弱くなったりするのに合わせて、紙の色も濃くなったり薄くなったり。また紙と紙が重なり合った部分は、今までに見たことのないようなオリジナルの色合いになっていて、とてもステキでした。子ども達は、自分で作った秘密基地を出たり入ったりして満足そうな笑顔に。さらには土の中からひょっこり現れたミミズを見つけて、ぎゃーぎゃー大騒ぎ。約2時間のイベントでしたが、内容盛りだくさんで楽しいい時間となりました。
※1 特別講師・なすびくん … 岩手県盛岡市で「propルーム」という美術系の塾を主宰。子ども達が笑顔になれる多彩なワークショップを各地で開催。 公式サイトはコチラをクリック→ 「prop」ってなに? 12月のワークショップイベントはコチラ→ わくわくパノラマアート

