ていねいな暮らし

しづか亭のていねいな暮らし

花いっぱいの平泉 ~晩春~

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冬を耐えて見事に咲いた花々
生きる喜びに満ちたカラフル菜園

目にまぶしいほどの鮮やかな黄色。昨年植えていた白菜の葉から、花芽がぐーっと伸びて花を咲かせました。そばを歩くだけで、明るい気持ちになれる花のパワーはすごいですね

この季節は、ただただ「うれしい」のひと言に尽きます。厳しい寒さの冬をじっと耐えて、土のなかで静かに眠っていた草花が芽吹き、花をつける姿は、何度見ても感動的で「よく乗り切ったね」そう声をかけたくなります。あふれるように次々と花が咲き、黄色、赤、ムラサキ、ピンク…とカラフルな天然色に包まれる菜園。ぶらりとひと回りするだけで、心が希望で満タンになれます。

ぶらりひと回り…といえば、5月下旬からは「朝さんぽ」がスタートできそうです。「朝さんぽ」は、朝6時半から30分程度、ぶらりと菜園を散歩しながら、担当の仁くんが野菜や花の不思議をご案内。採れたて野菜をその場で食べてみたり、朝食用の食材を収穫することもありますよ。「ナスの花って何色? 1つの苗から何本採れるの?」「シソの葉は上と下で味が違うの?」「オクラって上に向かって実がなるって本当?」など、なるほど!な発見がいっぱい。ご宿泊の方なら、どなたでも無料ですので、お気軽にご参加ください。
これから初夏に向かう、平泉の里山。新緑が目に鮮やかになるだけでなく、6月後半~7月にはホタルも飛び交います。カエルの鳴き声が響く田園に、ふわ~んほわ~んと飛ぶホタル。当宿の露天風呂で、ホタルを見たラッキーなお客様もいます。それだけ豊かな自然に囲まれた「しづか亭」。春から夏へ、季節の移ろいをぜひお愉しみください。

菜園の奥には、カタクリが群れて咲く場所があります。カタクリは別名「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」と呼ばれるように、早春にパッと花を咲かせて、他の草花が出るまでの短期間だけ光合成をし、あとは地中でじっと次の春が来るのを待ちます。このはかなさに、毎年心を奪われます

平泉の主な桜は、4月7日開花→4月17日頃満開と早かった今年。でも、しだれ桜、八重桜、山桜など、遅れて咲く桜たちは、5月のゴールデンウィークに見ごろを迎え、訪れたたくさんの方を魅了していました。写真は、毛越寺裏の山から東北自動車道を見下ろす、穴場な眺めです

しづか亭イチオシの「朝さんぽ」。早朝の菜園を6時半から30分程度、仁くん(写真右端)と一緒にぶらり散歩しながら、朝食用食材の収穫も行います。採れたてをそのまま試食していただくことも。ご宿泊の方なら、どなたでも参加無料ですので、お気軽にご参加ください。今年は暖かいこともあり、5月中旬からスタート予定です