ていねいな暮らし

しづか亭のていねいな暮らし

心に満ちる月の光 ~仲秋~

 

 

 

 

 

 

ていねいな暮らし014タイトル

神のように美しい輝きの月 豊かな実りと新たなご縁に感謝の秋です

蜘蛛とスーパームーン どこからかやってきたクモも、まるで月を眺めているよう。9月28日は、地球に一番月が近づき、大きく明るく見える「スーパームーン」でした。2016年は11月に再びスーパームーンが見られそうですよ 空気が澄んで、月が明るく大きく見える秋。俳句の季語でも「月=秋」とされるほど、美しい月に出会える季節ですね。特に9月中旬~10月上旬の満月は「十五夜」と呼ばれ、格別な光を放ちます。今年は9月27日(日)がちょうどその頃。しづか亭では「十五夜」の前後に手づくりのお月見だんごを飾りました。空模様が怪しく、肝心のお月様が出てきてくれるか心配でしたが、27日だけでなく、その前後数日間も美しいお月様を眺めることができました 。 さすが中秋の名月と呼ばれるだけあって、その光は神秘的で、心の中にスッと入ってくるような印象を持ちました。電気が普及していない頃ならば、もっともっと神々しく感じられたのでしょうね。神様=お月様として古代から信仰してきたのも、納得です。シンガポールからお越しになったお客様は、赤い提灯に火をともして、お月見を楽しんでおられました。国は違っても、この時期の月を愛でる習慣があるなんて、とてもうれしいです。 しづか亭では、日本ならではの「すすきと団子」でお月見。すすきは、神様の依り代とされており、また団子を供えるのは、収穫に感謝する意味合いがあるからです。しづか亭周辺の里山も、いよいよ稲刈りのシーズン。天からの豊かな陽射しや雨があって、今年も米は豊作の見込み。秋の実りに感謝しつつ、月とともに生きてきた人々の風習が、いつまでも受け継がれていくように願うばかりです。 月見団子 収穫に感謝しつつ、月見団子を供えました。神様の依り代とされているススキも一緒に飾って、お月様を迎える準備万端! 大きな葉っぱと子供 里芋やサツマイモを飾る風習もあるそうですが、残念ながらしづか亭の里芋くんたちはまだまだ収穫できなくて…。代わりに大きな葉っぱを供えそうかなぁ 両手いっぱいの栗 菜園に立っていると、コロコロ落ちてくる山栗。普段私たちが食べている栗よりもずーっと小さいですが、これでもしっかりとした甘みと栗の風味があるのですよ~