ていねいな暮らし
しづか亭のていねいな暮らし
しづか亭の願い「寧静な時間を」(3)
この連載では、里山の小さな宿「しづか亭」オリジナルのコンセプトブックを隅々までご紹介いたします。
今回は3ページ目。平泉について触れていきます。
【寧静(ねいせい)】
安らかで静かなこと。平穏無事なこと。しづか亭が常日頃から願っているのは、訪れるお客様が心穏やかであること。 そして、笑顔になれることです。不安な日々が、幸せな時間へと変わりますように。
平泉からの願い「抜苦与楽普皆平等」
「抜苦与楽普皆平等(ばっくよらいふかいびょうどう)」。
今から1000年前、中尊寺が建立された際に 藤原清衡(奥州藤原氏)が「願文」として残した言葉です。
「苦を取り楽を与えることは、普く(すべての)人に対して平等に行われる」という意味をもっています。
なぜ、奥州藤原氏が中尊寺を建てて先に書いたような言葉を神仏に誓ったのか。
それは、戦で深い苦しみを味わったから。
誰もが平等で、誰もが苦しみから救われるような世の中であって欲しいと願ったのです。
願わずにいられないほどのこの地に生きた人々の悲哀。
病気に苦しむ、食べるものに困る、不安がつきまとう。そして…人とひとが争う。
1000年後の私たちも同じような苦しみのまっただ中にいます。
お互いが楽になれるように、助け合って苦を取り除き、誰もが最後には救われると信じて今を踏ん張っていきましょう。
連載「寧静な時間を」 前回の投稿はこちらからご覧いただけます。
しづか亭の願い「寧静な時間を」(2)
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